抗悪性腫瘍剤−アルキル化剤−その他( 非クロルエチルアミン系 ) | ||||||||
一 般 名 | 製 品 名 ( 会 社 名 ) | 規 格 | 収 載 | 用法・用量 | ||||
4212.アルキル化剤−エチレンイミン系製剤 | ||||||||
カルボコン | エスキノン錠 (三共)
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0.25mg | 75/01 | 1〜1.5mg /2〜3 | ||||
0.5mg | ||||||||
注射用エスキノン (三共)
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1mg 1瓶 |
78/04 |
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チオテパ | テスパミン注射液 (住友)
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5mg 1管 |
59/03 | 静注,筋注 又は 動注
( 必要に応じて 胸・腹腔内, 膀胱内 又は 腫瘍内に注入 )
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4213.アルキル化剤−スルホン酸エステル系製剤 | ||||||||
トシル酸 インプロスルファン |
プロテクトン錠 (吉富) ※薬価削除 (〜2000/3/31) |
10mg | ? |
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ブスルファン | マブリン散 (ワイス) | 1% 1g | 90/10 | 疾患,症状により異なる | ||||
4219i.アルキル化剤−その他 | ||||||||
ダカルバジン | ダカルバジン注協和 (協和発酵)
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100mg 1瓶 |
85/12 | 静 注
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ミトブロニトール | ミエブロール (杏林) [カプセル] ※薬価削除 (〜2001/3/31) |
50mg | ─ | 疾患,症状により異なる |
※ |
抗悪性腫瘍剤の多くは 疾患,症状 等により [用法・用量] が大きく異なる 詳細は各剤の添付文書を確認すること |
Alkylating Agents | |
抗悪性腫瘍剤 としての アルキル化剤 とは 分子全体の大きさ,荷電状態,アルキル化の速度, 分配係数 等が一定の条件を満たし,生体細胞における主要成分( 核酸や蛋白 )に対し, 非酵素的にアルキル基を導入し得る一群の化合物を指す. DNA の 一本鎖内 あるいは 二本鎖間 で空間的に近接している グアニン塩基 を架橋することに より,DNA を破壊 あるいは 複製を阻害して,腫瘍細胞に致死的効果を現わす. |
構 造 | 一 般 名 / 適 応 症 ( 概 要 ) | |
エ チ レ ン イ ミ ン | カルボコン [錠] [注射] 肺癌,悪性リンパ腫,慢性骨髄性白血病 [注射] のみ 消化器癌( 胃癌 ),卵巣癌, |
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チオテパ ( トリエチレンフォスファラミド )
[注射] ・単独投与可能 慢性リンパ性白血病,慢性骨髄性白血病, 乳癌,卵巣癌,膀胱腫瘍 ・他の抗腫瘍剤と併用 悪性リンパ腫(ホジキン病,リンパ肉腫,細網肉腫), 胃癌,肺癌,子宮頸癌,子宮体癌 |
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スルホン酸エステル | ・ | トシル酸インプロスルファン [錠]
※薬価削除 (〜2000/3/31) 慢性骨髄性白血病 |
ブスルファン [散] 慢性骨髄性白血病,真性多血症 核蛋白異常を誘発すると考えられており, 核酸のde novo 合成阻害作用は弱いとされている. |
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他 | ダカルバジン [ イミダゾールカルボキサミド ]
[静注] 悪性黒色腫,ホジキン病( ホジキンリンパ腫 ) 生体内代謝で生じる ジアゾメタン の アルキル化作用 により 抗腫瘍効果を発現すると考えられている. |
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ミトブロニトール ( ジブロモマンニトール [ DBM ] )
[カプセル] ※薬価削除 (〜2001/3/31) 慢性骨髄性白血病,真性多血症 作用は アルキル化剤 に類似すると考えられているが, 代謝拮抗作用 も有する. 骨髄に対して特異的な抑制作用を示す. |
薬局 Vol.51, No.12 (2000) 「処方と薬の情報シリーズ (22)」 2545-2556:東京大学医学部附属病院薬剤部:抗悪性腫瘍剤 |