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抗生物質製剤−βラクタム系−合成ペニシリン
一 般 名	製 品 名 ( 会 社 名 )	規 格	収 載	用法・用量
6111.主としてグラム陽性菌に作用するもの−ペニシリン系抗生物質製剤
フェネチシリン カリウム	シンセペン錠 (明治)	20万単位	61/01	40万単位×4〜6
6121.主としてグラム陰性菌に作用するもの−ペニシリン系抗生物質製剤
塩酸ピブメシリナム	メリシン錠 (武田)	50mg	79/04	・尿路感染症 　150〜200mg /3〜4 　[1日400mg まで]  ・胆道感染症 　200〜400mg /3〜4
6131.主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの−ペニシリン系抗生物質製剤
アスポキシシリン	ドイル注射用 (田辺)  ※緩徐に静注 または 点滴静注	1g 1瓶	87/05	成人 ：2〜4g /2〜4 　[1日8g まで] 小児 ：40〜80mg/kg /2〜4 　[1日160mg/kg まで]
		2g 1瓶
アモキシシリン	アモリン細粒10% (武田)	100mg 1g	76/09	成人 　250mg×3〜4 小児 　20〜40mg/kg /3〜4
	サワシリン細粒 (昭和薬化-藤沢)		75/01
	パセトシン細粒 (協和発酵)		74/12
	ワイドシリン細粒200 (明治)	200mg 1g	81/09
	サワシリン錠250 (昭和薬化-藤沢)	250mg	81/09
	パセトシン錠 (協和醗酵)	250mg	81/08
		50mg
	アモリンカプセル (武田)	125mg	76/09
		250mg
	サワシリンカプセル  (昭和薬化-藤沢)	125mg	75/01
		250mg
	パセトシンカプセル (協和醗酵)	125mg	74/12
		250mg
アンピシリン	ビクシリンカプセル (明治)	250mg	65/11	250〜500mg×4〜6
	ソルシリンカプセル (武田)	250mg	69/01
		500mg	72/02
	ビクシリンドライシロップ (明治)	100mg 1g	67/07	成人 ：250〜500mg×4〜6 小児 ：25〜50mg/kg /4
	ソルシリン顆粒10% (武田)	100mg 1g	70/08
	注射用ビクシリン (明治)	250mg 1瓶	65/12	筋注 ：250〜1,000mg×2〜4 静注 ：1〜2g /1〜2 点滴静注 ：1〜4g /1〜2 　(輸液100〜500mLに溶解)
		500mg 1瓶	69/01
		1g 1瓶
		2g 1瓶	76/09
	アンピレクト坐剤 (京都-和光堂)  ヘルペン坐剤 (住友=テイコク)	125mg 1個	84/11	小児 ：25〜50mg/kg /3〜4
		250mg 1個
塩酸タランピシリン	ヤマシリンカプセル (山之内)	250mg	77/05	成人 ：250mg×3〜4 小児 ：15〜40mg/kg /3〜4
塩酸バカンピシリン	ペングローブF顆粒 (ウェルファイド)  移管→ ペングッド顆粒 (日医工)	250mg 1g	88/07	成人 ：500〜1,000mg /3〜4 小児 ：15〜40mg/kg /3〜4
	ペングローブ錠 (ウェルファイド)  移管→ ペングッド錠 (日医工)	250mg	81/09
塩酸レナンピシリン	バラシリン錠 (オルガノン)	250mg	86/11	250mg×3〜4
シクラシリン	バストシリン細粒 (武田) ※用時 水に懸濁しても良い	100mg 1g	74/02	小児  　25〜50mg/kg /3〜4
		200mg 1g	78/04
	バストシリンカプセル (武田)	250mg	72/02	250〜500mg×3〜4
スルベニシリン ナトリウム	リラシリン注射用 (武田)  ※静注 または 点滴静注  ※薬価削除 (〜2003/3/31)	1g 1瓶	72/11	成人 ：2〜4g /2〜4 　[1日30gまで(白血病)] 小児 ：40〜80mg/kg /2〜4 　[1日400mg/kg まで]
		2g 1瓶
		5g 1瓶
	リラシリン筋注用 (武田) ※薬価削除 (〜2003/3/31)	1g 1瓶		成人 ：2〜4g /2〜4 小児 ：40〜80mg/kg /2〜4
	サルペリン点眼用 (千寿) ※用時溶解 (溶解液付)	10mg 1mL	81/09	1〜2滴×3〜6回 [重症 ：1時間ごとに 1回]
ピペラシリン ナトリウム	ペントシリン筋注用  (富山化学=三共) ※リドカイン注射液 0.5w/v% 3mL付	1g 1瓶	80/02	2〜4g /2〜4
	ペントシリン注射用  (富山化学=三共)	1g 1瓶		成人 2〜4g /2〜4 [1日8g まで] 小児 50〜125mg/kg /2〜4 [1日200mg/kg まで] ※ 緩徐に静注 または 点滴静注
		2g 1瓶
	ペントシリン注射用 (富山化学) ※生理食塩液 100mL付	2g 1kit	96/12
	ペントシリン静注用1g / 2gバッグ  (富山化学) ※各 生理食塩液 100mL付	1g 1kit	02/12
		2g 1kit
	ヒシヤクロリン注射用 (菱山) ※各 生理食塩液 100mL付	1g 1kit	96/12
		2g 1kit
	ヒシヤクロリン注射用 (菱山) ※各 5%ブドウ糖注射液 100mL付	1g 1kit
		2g 1kit

※	ペングローブF顆粒，ペングローブ錠 は 三菱ウェルファーマ から 日本医薬品工業 に販売移管され， ペングッド顆粒250mg，ペングッド錠250mg の名称で新たに薬価基準に収載された. (2001/9/21 告示) ペングローブF顆粒，ペングローブ錠 は経過措置期間を経て，2002年3月31日 に薬価削除となった.

βラクタマーゼ阻害剤配合 ペニシリン製剤　│  Helicobacter pylori 除菌療法

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	構　　造				一　般　名　/　[ 略 号 ]
耐 酸 性 ペ ニ シ リ ン			R = -H		フェノキシメチルペニシリン(ペニシリンV)　[PCV] ※薬価削除−ブイカル散K，錠K (東洋醸造)
			R = -CH3		フェネチシリンカリウム　[PEPC]　[内服] のみ
			R = -C2H5		プロピシリン　[PPPC] ※薬価削除−シンセペンP錠 (明治)
広 域 ペ ニ シ リ ン	ア ミ ノ ベ ン ジ ル ペ ニ シ リ ン 系		R1 = -H	R2 = -H	アンピシリン(アミノベンジルペニシリン)　[ABPC] [内服] [注射] [坐剤]
				R2 = -OH	アモキシシリン　[AMPC]　[内服] のみ
			R1 = R2 = -H		タランピシリン　[TAPC]　[内服] のみ	プ ロ ド ラ ッ グ
			R1 = R2 = -H		バカンピシリン　[BAPC]　[内服] のみ
			R1 = R2 = -H		レナンピシリン　[LAPC]　[内服] のみ 消化管内で安定であり，経口吸収に優れる.  腸管壁で加水分解を受けて アンピシリン と なるまで抗菌活性を示さず，腸内細菌叢に 及ぼす影響が少ないとされる.
					ヘタシリン　[IPABPC]  ※薬価削除−ナタシリン錠，注 (万有)
					シクラシリン　[ACPC]　[内服] のみ
					アスポキシシリン　[ASPC]　[注射] のみ
					ピペラシリン　[PIPC]　[注射] のみ
	カ ル ベ ニ シ リ ン 系		R = -H		カルベニシリン　[CBPC] ※薬価削除− グリペニン注 (藤沢) ゼオペン注 (ファイザー)
			R =		カルフェシリン　[CFPC] ※薬価削除−グリペニンO錠 (藤沢)	プ ロ ド ラ ッ グ
			R =		カリンダシリン　[CIPC] ※薬価削除−ゼオペンU錠 (ファイザー)
					チカルシリン　[TIPC] ※薬価削除−モナペン注 (藤沢)
	そ の 他			スルベニシリン　[SBPC]　[注射] [点眼]
				ピブメシリナム　[PMPC]　[内服] のみ ※プロドラッグ 腸管壁で加水分解を受け，抗菌活性を持つ メシリナム となる.

月刊薬事 Vol.41, No.9 (1999) 　1773-1780：西野 武志：β-ラクタム系抗菌薬

臨床と薬物治療 Vol.18 No.6 (1999) 　582-589：河野 晴一：治療計画の為の薬理学−ペニシリン系抗生物質(1) 　590-605：徳洲会病院薬剤部：文献に見る薬剤データ比較一覧−ペニシリン系抗生物質(経口)

臨床と薬物治療 Vol.18 No.7 (1999) 　669-677：河野 晴一：治療計画の為の薬理学−ペニシリン系抗生物質(2) 　678-685：徳洲会病院薬剤部：文献に見る薬剤データ比較一覧−ペニシリン系抗生物質(注射)

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