Iron - Inorganics

Last Update 05 Feb.2004[oral,inj yet / no external]

無機質製剤－鉄剤 (鉄欠乏性貧血治療剤)

一般名製品名 ( 会社名 ) 規格収載用法・用量

3222.無機質製剤－鉄化合物製剤 (有機酸鉄を含む)

含糖酸化鉄フェジン (三菱 → 日医工)
※1管 2mL中鉄として 40mg 含有
※2分以上かけて徐々に静注 40mg
2mL 1管 63/01 鉄として
40～120mg
( 2～6mL )

フェップゾール (三菱)
※経過措置 (～2004/3/31) ？ ※製造販売中止
(～1998/3/31)

クエン酸第一鉄
ナトリウムフェロミア顆粒 (エーザイ) 他
※1.2g(分包)中鉄として 100mg 含有 1g 86/11 鉄として
100～200mg
/1～2 (食後)

フェロミア錠50mg (エーザイ) 他
※1錠中鉄として 50mg 含有鉄50mg

コンドロイチン硫酸
・鉄コロイドブルタール (大日本=中外) 他
※1アンプル 10mL中鉄として 40mg 含有
※2分以上かけて徐々に静注 40mg
10mL 1管 65/12 鉄として
20～40mg
( 5～10mL )

シデフェロン

フェリコン (日本臓器)

※	1管 2mL中鉄として 50mg 含有
※	2～3分かけて徐々に静注又は 5%ブドウ糖液，5%果糖液又はラクトリンゲル液 200～300mLに用時混合し，約1時間かけて点滴静注

50mg
2mL 1管

81/09

鉄として
50～100mg
( 2～4mL )

フマル酸第一鉄
( 徐放 ) フェルム・カプセル (長生堂-日医工)
※1カプセル中鉄として 100mg 含有 305mg 79/04 1cap×1

溶性ピロリン酸
第二鉄インクレミンシロップ(ワイス)
※1mL中鉄として 6mg 1mL 84/06 1歳未満： 2～ 4mL 1～ 5歳： 3～10mL 6～15歳：10～15mL ( 各 /3～4 )

硫酸鉄テツクールS (帝国臓器-武田=住友) 他
※1錠中鉄として 100mg 1錠 76/09 鉄として
100～200mg
/1～2 ※

スローフィー (ノバルティス)
※1錠中鉄として 50mg [ 徐放 ] 1錠 74/03

フェロ・グラデュメット(大日本)
※1錠中鉄として 105mg 1錠 65/11 鉄として
105～210mg
/1～2 ※

Title
	全製剤共通【禁忌】鉄欠乏状態にない患者 ( 鉄過剰症をきたすおそれがある )

以下ブルタール(大日本) のインタビューフォーム [ 開発の経緯 ] より
	非経口鉄剤は 1893年の Stockmann 以来多くの研究がなされたが，副作用の為成功しなかった. また，イオン性の非経口剤はアナフィラキシーショックを起こしたり，尿中排泄量が多いなどの問題があり，コロイド性の非経口鉄剤の開発が進められた. 1947年 Nissim により Saccharated Iron Oxide が静注用鉄剤として治療に供され，さらに Fletcher & London の Iron Dextran の創製によりその適用範囲は広まった.

	構　　造	一般名 / 適応症 ( 概要 )
`内服`	・ Fe²⁺ ・ 4Na⁺	クエン酸第一鉄ナトリウム・鉄欠乏性貧血
	・ Fe²⁺	フマル酸第一鉄・鉄欠乏性貧血
	Fe³⁺₄ ・ 4	溶性ピロリン酸第二鉄・鉄欠乏性貧血 (小児用量の設定のみ)
	FeSO₄	硫酸鉄・鉄欠乏性貧血
`注射`	[ Fe(OH)₃ ]m [ Sucrose ]n	含糖酸化鉄・鉄欠乏性貧血
	コンドロイチン硫酸を保護コロイドとする安定な鉄コロイド製剤肝網内系細胞に速やかに取り込まれ，造血に利用される. 尿中排泄はほとんど無く，定量的な鉄補給が可能.	コンドロイチン硫酸・鉄コロイド・鉄欠乏性貧血他剤との配合で pH が 5以下になると，遊離の鉄イオンや沈殿を生成することがある. 過剰の遊離の鉄イオンを急速に静注すると，ショック様症状が現われる危険性がある為，その様な配合は絶対に避けなければならない.
	デキストリン及びクエン酸が配位した水酸化第二鉄の高分子錯体	シデフェロン・下記の場合の鉄欠乏性貧血　(急，慢性出血による貧血，本態性低色素性貧血等)

雑誌名 Vol.99, No.99 (1999)
　9999-9999：著者名：文献表題

臨床と薬物治療 Vol.99 No.99 (1999)
　999-999：：治療計画の為の薬理学－
　999-999：徳洲会病院薬剤部：文献に見る薬剤データ比較一覧－

appendix