Last Update 22 Jan.2001
抗アレルギー剤−ヒスタミン H1 受容体拮抗剤
一 般 名 製 品 名 ( 会 社 名 ) 規 格 収 載 用法・用量
1179i.その他の精神・神経用剤
塩酸
 ヒドロキシジン
アタラックス錠 (ファイザー) 他 10mg 61/11 30〜60mg
 /2〜3
25mg 81/08
アタラックス-P注射液 (ファイザー)

筋注,緩徐に静注 または 点滴静注
2.5%
1mL 1管
65/12 アレルギー性疾患
の適応は持たない
5%
1mL 1管
70/08
パモ酸
 ヒドロキシジン
アタラックス-P散 (ファイザー) 10% 1g 68/12 ( 塩酸塩として )
50〜75mg
/ 2〜3
ハタナジン錠 (日新:山形=メルクホエイ) 25mg 84/06
アタラックス-P (ファイザー) [カプセル] 25mg 65/12
50mg
アタラックス-Pシロップ (ファイザー) 0.5%
1mL
アタラックス-Pドライシロップ (ファイザー) 2.5%
1g
81/08
4411.抗ヒスタミン剤−ジフェンヒドラミン系製剤
塩酸
 ジフェンヒドラミン
メタル塩酸ジフェンヒドラミン10倍散 (中北)
薬価削除 (〜2004/3/31)
10% 1g 30〜50mg
 ×2〜3
ベナ錠 (田辺) 他 10mg 50/09
アレルミンシロップ (同仁)
薬価削除 (〜2002/3/31)
0.1%
10mL
/
10mgレスミン注射液 (日新:山形)
10mg/mL
1%
1mL 1管
58/11
10〜30mg

皮下注
または 筋注
30mgレスミン注射液 (日新:山形)
15mg/mL ( 30mg/1管 )
1.5%
2mL 1管
ベナスミン注射液 (東和薬品)
30mg/mL
3%
1mL 1管
74/06
タンニン酸
 ジフェンヒドラミン
レスタミンAコーワ散 (興和) 10% 1g 87/10 50〜150mg
×2〜3
4412.抗ヒスタミン剤−トリペレナミン系製剤
塩酸トリプロリジン ベネン錠 (田辺) 1mg 78/04 2〜3mg×3
ベネンシロップ (田辺)
0.333mg/mL ( 1回 6〜9mL×3 )
0.0333%
10mL
4413.抗ヒスタミン剤−フェノチアジン系製剤
ヒベンズ酸
プロメタジン
ヒベルナ散 (三菱)
0.1mg/mg
10% 1g 60/06 ( 塩酸塩として )
 5〜25mg×1〜3
・振せん麻痺
・パーキンソニスム
 25〜200mg
 ( 分割経口投与 )
メチレンジサリチル酸
プロメタジン
ピレチア細粒 (塩野義) 10% 1g 77/10
塩酸プロメタジン ピレチア錠 (塩野義) 他 5mg 56/09
25mg
ヒベルナ注 (三菱)
皮下注 あるいは 筋注
25mg/mL ( 1回 0.2〜2mL )
2.5%
1mL 1管
58/04 5〜50mg
酒石酸アリメマジン アリメジン散 (第一) 1% 1g 60/06
2.5mg×3〜4
 頓用 :5mg
( 就寝時 )
アリメジン錠 (第一) 2.5mg 61/12
アリメジンシロップ (第一)
0.5mg/mL ( 1回 5mL×3〜4 )
0.05%
10mL
61/01
4415.ジフェニルピラリン系製剤
塩酸
 ジフェニルピラリン
ハイスタミン注 (エーザイ)
皮下注 または 筋注 2mg/mL
0.2%
1mL 1管
59/03 1〜2管×1〜2
テオクル酸
 ジフェニルピラリン
プロコン散 (日本新薬) 1% 1g 59/10 3mg×3
プロコン錠 (日本新薬)
製造販売中止 (〜1998/11)
3mg 基準外
アギールシロップ 「三研」 (三和化学)
0.3mg/mL ( 1回 10mL×3 )
0.03%
10mL
65/11
プロコン注射液 (日本新薬)
皮下注 または 筋注 3mg/mL
0.3%
1mL 1管
59/10 1管×1〜3
4419i.その他の抗ヒスタミン剤
塩酸
 シプロヘプタジン
ペリアクチン100倍散 (万有) 1% 1g 67/07 4mg×1〜3
ペリアクチン錠 (万有) 4mg 63/01
ペリアクチンシロップ (万有) 他
0.4mg/mL ( 1回 10mL×1〜3 )
0.04%
10mL
塩酸
 ホモクロルシクリジン
ホモクロミン錠 (エーザイ) 他 10mg 65/12 10〜20mg×3
dl-マレイン酸
 クロルフェニラミン
 ( 徐放 )
クロルフェニラミン
 ニスキャップカプセル (エスエス)
8mg 69/01 8mg×1〜2
クロダミンシロップ (マルコ)
0.5mg/mL ( 1回 4〜12mL×2〜4 )
0.05%
10mL
61/11 2〜6mg×2〜4
d-マレイン酸
 クロルフェニラミン
ポララミン散 (シェリングプラウ) 1% 1g 76/09 2mg×1〜4
ポララミン錠 (シェリングプラウ) 2mg
ポララミン復効錠 (シェリングプラウ) 6mg 60/06 6mg×2 ( 徐放 )
ポララミンシロップ (シェリングプラウ)
0.4mg/mL ( 1回 5mL×1〜4 )
0.04%
10mL
65/11 2mg×1〜4
ポララミンドライシロップ (シェリングプラウ)
2mg/g ( 1回 1g×1〜4 )
0.2% 1g 87/10
ポララミン注 5mg (シェリングプラウ)
皮下注,筋注 または 静注
5mg/mL ( 1回 1mL )
0.5%
1mL 1管
65/12 5mg×1
フマル酸
 クレマスチン
タベジール散 (ノバルティス) 他 0.1% 1g 72/12 2mg /2 ( 朝晩 )
1% 1g 70/08
タベジール (ノバルティス) 他 [錠] 1mg 74/02
タベジールシロップ (ノバルティス) 他
クレマスチン として 0.1mg/mL
0.01%
10mL
75/01 20mL /2
ラクレチンドライシロップ (三菱)
クレ・ママレット (昭和薬化) 他
1mg/g ( 1回 1g )
0.1%
1g
81/09 2mg /2
[局方]
 マレイン酸
 クロルフェニラミン
プロダミン (岩城) 1g 61/10 2〜6mg×2〜4
アレルギン散 (三共) 他 各社 1% 1g  
(大興) 該当資料無く不明 2mg  
ヒスタール錠 (日本ユニバーサル) 4mg 70/08
[局方]
 マレイン酸
 クロルフェニラミン
 注射液
2mgクロダミン注 (マルコ) 0.2%
1mL 1管
60/05
5〜10mg×1〜2

皮下注,筋注
または 静注
ビスミラー注射液 (扶桑) 0.5%
1mL 1管
58/10
クロール・トリメトン注 (シェリングプラウ) 1%
1mL 1管
60/06
2642.外用抗ヒスタミン製剤
塩酸イソチペンジル アンダントールゼリー (住友) 0.75% 1g 63/01 適量×数回
ジフェンヒドラミン レスタミンコーワ軟膏 (興和) 1% 10g 52/05
[局方]
 ジフェンヒドラミン
レスタミンコーワ油 (興和)
調剤用 ( 1% または 4% 軟膏とする )
5g 1管
ラウリル硫酸
 ジフェンヒドラミン
ベナパスタ (田辺) 4% 10g 58/04
ヒベンズ酸プロメタジン製剤,メチレンジサリチル酸プロメタジン製剤
これらの [ 規格・単位 ] は 塩酸塩 としてのものであり,[ 用法・用量 ] にも 塩酸塩 としてのものが
併記されている ( 以前は 塩酸プロメタジン として保険薬事典に掲載されていた )

アタラックス (ファイザー) [ 効能・効果 ] [ 用法・用量 ]
  蕁麻疹,皮膚疾患に伴うそう痒
( 湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症 )
神経症における
不安・緊張・抑うつ
麻酔前投薬 術前・術後の
悪心・嘔吐の防止
錠10mg,25mg 30〜60mg /2〜3 75〜150mg
/3〜4
-P 散10%
-P 25mg,50mg
-P シロップ
-P ドライシロップ
塩酸ヒドロキシジン として
50〜75mg /2〜3
-P 注射液
 25mg/mL
 50mg/mL
・筋注 :50〜100mg
・緩徐に静注 または 点滴静注 :25〜50mg
 各 必要に応じて 4〜6時間毎 に投与
 [ 静注は 1回100mg まで ]
パモ酸ヒドロキシジン製剤 の製品名に含まれる [ 規格・容量 ] は 塩酸ヒドロキシジン としての
ものであり,[ 用法・用量 ] にも 塩酸塩 としてのものが併記されている

  構  造 一 般 名 / 特 徴
ベンズヒドリルエーテル
Diphenhydramine HCl  
( ・ tannic acid )
{ ・ Laurylsulfate }
塩酸 ( タンニン酸 ) { ラウリル硫酸 } ジフェンヒドラミン
 [内服] [皮下/筋注] [外用塗布]
ラットによる実験でヒスタミンの遊離を
抑制することが認められている
ClemastineFumarate フマル酸クレマスチン [内服]

:ピロリジン
Diphenylpyraline8-chloroTheophyllinate ( ・ HCl ) テオクル酸 ( 塩酸 ) ジフェニルピラリン
 [内服] [皮下/筋注]
:ピペリジン
( テオクル酸 = 8-クロロテオフィリン )
ベ ン ズ ヒ ド リ ル ア ミ ン Hydroxyzinepamoate ( ・ 2HCl ) パモ酸 ( 塩酸 ) ヒドロキシジン [内服] [筋/静注]
抗ヒスタミン作用 と 中枢抑制作用 を併せ持つ
:ピペラジン ヒドロキシジン
セチリジン

-O-CH2-CH2-OH
-O-CH2-COOH
Homochlorcyclizine2HCl 塩酸ホモクロルシクリジン [内服]
抗ヒスタミン,抗セロトニン,抗コリン作用 ( 10:1:1 )
抗ブラディキニン作用
 :1,4-ジアゼピン
d-ChlorpheniramineMaleate d-マレイン酸クロルフェニラミン
 [内服] [皮下/筋/静注]
d 体 の 抗ヒスタミン作用 は l 体 の 200倍超
( in vitro )
TriprolidineHClH2O 塩酸トリプロリジン [内服]
:ピロリジン
フ ェ ノ チ ア ジ ン PromethazineHCl

:フェノチアジン
塩酸プロメタジン [内服] [皮下/筋注]
中枢神経抑制作用,
強化麻酔・催眠増強・鎮痛・体温下降・制吐作用,
中等度の副交感神経抑制作用,
軽度の交感神経抑制作用,
局所麻酔・鎮痙・血圧降下作用 
誘導体 ジメトチアジン は 片頭痛治療に用いられる
Left Top Alimemazine Right Top 2 ・  Tartrate
Left Vertical Line Right Vertical Line
Left Bottom Right Bottom
酒石酸アリメマジン [内服]
抗コリン作用
IsothipendylHCl 塩酸イソチペンジル [外用塗布]
抗セロトニン作用
抗アセチルコリン作用
CyproheptadineHCl3/2 H2O 塩酸シプロヘプタジン [内服]
5HT2A受容体拮抗作用
片頭痛の予防,初期治療への応用が考えられている
 :ピペリジン
特徴 として 抗ヒスタミン作用 以外の薬理作用を記す

医薬ジャーナル Vol.34 No.1 (1998)
 403-410:柴崎 正修:抗アレルギー剤の使い方−抗ヒスタミン H1剤

Allergy  [ acidic antiallergic / basic antiallergic /  H1 blocker  / LT,TXA2 blocker / Immunosuppressor ]
JEDI index

appendix
その他 抗ヒスタミン作用 を有する製剤
一 般 名 製 品 名 ( 会 社 名 ) 規 格 収 載 用法・用量
1331.鎮暈剤−ジメンヒドリナート製剤
[局方]
 ジメンヒドリナート
ドラマミン錠 (ファルマシア) 50mg 52/05 50mg×3〜4
( 予防 :50〜100mg )
[ 1日 200mg まで ]
[ 効能・効果 ]
・動揺病,メニエール症候群,放射線宿酔 に伴う
 悪心,嘔吐,眩暈
・手術後の 悪心,嘔吐
1339J.鎮暈剤−配合剤
トラベルミン錠 (エーザイ) :1錠中
 サリチル酸ジフェンヒドラミン...40mg 
 ジプロフィリン.................26mg
1錠 53/08 1錠×3〜4
トラベルミン注 (エーザイ) :1mL中
 塩酸ジフェンヒドラミン...30mg 
 ジプロフィリン...........26mg
1mL
1管
53/08 1回 1mL
皮下注 または 筋注
[ 効能・効果 ] ( [錠] [注] 共通 ) :動揺病,メニエール症候群 に伴う 悪心,嘔吐,めまい
2229L.鎮咳剤−鎮咳・抗ヒスタミン複合剤
セキール注 (マルコ) :1mL中
 塩酸ノスカピン...............7.5mg
 dl-塩酸メチルエフェドリン...10mg
 塩酸ジフェンヒドラミン.......5mg 
1mL
1管
60/06 1回 1mL( 1管 )
皮下注 または 筋注
アスドリン注 (東亜-鳥居) :1mL中
 dl-塩酸メチルエフェドリン...40mg
 塩酸ジフェンヒドラミン......10mg 
1mL
1管
60/06 1回 1mL( 1管 )
皮下注 または 筋注
[ 効能・効果 ] セキール注,アスドリン注 共通 :急性気管支炎,感冒・上気道炎 に伴う咳嗽

Diphenhydramine8-chloroTheophyllinate ジメンヒドリナート ( テオクル酸ジフェンヒドラミン )
( テオクル酸 = 8-クロロテオフィリン )
Diprophylline ジプロフィリン ( ダイフィリン )  キサンチン誘導体
単剤としての [ 効能・効果 ]
[内服] [注射] [坐剤]
・気管支喘息,喘息性( 様 )気管支炎 
[内服] [注射]
・うっ血性心不全

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